年齢 | 30代 |
障がいの種類 | 上肢 |
---|---|---|---|
職種 | ITエンジニア | 業種 | マーケティング |
求職期間は短く、また求人情報は鮮度が命なので、エージェントとはメールで密に連絡を取り合うようにし、時間的ロスが発生しないように意識して就職活動に取り組みました。
障害者求人枠での応募は初めてであり、当初は企業側の障がいに対する扱いや待遇面に抵抗と不安がありました。具体的には障害があることを理由に偏見の目で見られたり、これまでの経験やスキルが評価されず、処遇面でも低く抑えられてしまうのではないかということです。ただ、それらの悩みはサーチコアとの初回の面談にてほぼ解消され、むしろ偏見を持っていたのは私自身であったということに気がついたのは収穫でした。
実際に今回就職した企業の面接時には、障害についての質問はほとんど無く、これまでの職務経験や仕事に対する考え方についての質問が中心でした。採用内定後、契約書を交わす時点で確認の意味で「就業について問題無いですよね?」と聞かれた程度です。それまで受けた他社エージェンシー経由での数十社の面接では、障害について遠慮ない質問も受け、応募者の気持ちに対する配慮という点においては面接する側の経験が浅いと感じたことが良くありました。
それらは企業の経営資源である人を管理する仕事の門戸において、最重要なコミュニケーションが機能せず、面接担当者が保守的に振る舞わざるを得ない環境が導き出した結果なのだと考えています。
今回入社した企業側の選考時においての紳士的な振る舞いというのは、人を大切にするというもともとの社風もさることながら、サーチコア社が企業に対して応募時に障害の内容、配慮面を含めて必要十分な情報を提供することにより企業側が安心できる環境を整えた、深部まで仲介したという証拠でもあると感じています。
サーチコアについては複数登録したエージェンシーの中で一番レスポンス(報告、連絡、相談、回収作業)が迅速であった点も印象に残っています。
就職して1ヶ月以上が経過しましたが、振り返ってみると企業との出会い、めぐりあわせは運の要素も強いと思います。
企業側は新プロジェクトの必要要員や退職した人の欠員を埋めるタイミング等、日々人財資源を探している訳ですが、その時期により求める人物像は変化します。大切なのは、応募の段階ではこだわりを強く持ちすぎず、選考の過程で企業のニーズを良く見極め、自分自身にとってもやりがいの持てる職場なのかということを慎重に判断することだと感じています。
入社した企業もこれまでのキャリアではあまり縁の無い業界でしたが、職務内容、企業風土という点で私にとって理想的なポジションであることが面接を通じて理解できました。
おかげで今、積極的に仕事に取り組むことが出来ています。
皆さんも勇気を持って就職・転職活動に取り組んでください。
就職活動を振り返ってのコメントにもあるように、企業とのご縁はタイミングです。それは予測をするのが難しいことですが、前向きに考えて積極的に行動することによりチャンスを増やすことは可能です。
あわせて大切なのは慎重さと積極性のバランスです。今回、ご自身のスキル、経験を活かせる可能性のある求人には積極的に応募する一方で、面接を通じて会社の社風、期待できるキャリアパスなどについて冷静に見極める目を持たれたことが成功の要因であったと思われます。
また、障がいは軽度で配慮もほとんど必要のない方でしたが、弊社から応募先に提出する推薦文においては障がいの説明、配慮について丁寧に説明し、採用担当者の納得性を高めることに努めました。客観的な印象、判断と障がい要因によるストレスは必ずしも一致しないため、弊社では、ご本人が障がいをどのように受け止めているのか、という視点でも説明することが重要だと考えています。
面談時にご自身の希望やお考えについて不安に感じている部分も含めて素直にお話くださったので、弊社としても的確にサポートすることが出来ました。
入社後に本格焼酎の充実しているお店で食事がてら現職のご様子を伺いましたが、職場の雰囲気が温かくすぐに溶け込むことができたと明るい笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
私も良いお話を聞いて嬉しくなり、話がはずんだこともあってその日はつい飲みすぎてしまいました。
「サーチコア」は首都圏の事務・企画、ITエンジニアの障がい者向け・長期雇用の優良求人のみを厳選して掲載!!